dele7話の真犯人は誰なのか?
祐太郎(菅田将暉)の台詞のように「気持ち悪い」と思った方も多いはず。
そこで改めてよーく探してみました。
ヒントあり過ぎて絞れないけど絞ってみました!
もくじ
――はじめに dele7話の真犯人は誰だ?
時間帯ゆえか、好評の割合とは裏腹に視聴率自体は5%ほどの、「遺品ファイル」がテーマのTVドラマ、『dele』。
人によって好みの回が分かれやすいクセの多さがありますが、基本的にどれも丁寧で独特な安定した面白さがあります。
さて、そんなこのドラマは、これまで6話まで、ずっと1話ごとにそれぞれの謎の解決を達成してここまで来ていました。
が!
7話でついに例外の終わり方が発生!
7話では、バザーの飲み物に毒を混入させた真犯人を探すストーリーとなっておりましたが、次々と犯人候補が増えていくだけで、真犯人が分からないまま終わるんですね。
結局は潔白かもしれなかった笹本清一が処刑されてしまいます!
そして、ただただその街が異常だったことが分かった祐太郎は「気持ち悪い」と唾棄して7話は終了。
続く8話はおそらくは全く違うテーマの最終回で、7話は完全に終わってしまったかもしれませんね…。
柴咲コウさんゲスト回の時も彼女の謎が残りましたし、続編やって欲しいですよね…。
そんな『deleロスト』に陥りそうなこの頃。
なんとか7話のモヤモヤを消したい!
実はどこかに真犯人の情報が隠れてるのではないか!?
そんな風に思ったので、7話を繰り返して見てみて、未だに怪しい所・疑問点をひたすら洗い出してみました。
まずは、真犯人になりそうな人物候補を徹底的に見ていきましょう!
――真犯人候補の怪しいところ
■笹本清一(犯人として極刑されてしまった)
・肩を何度も叩かれてる描写もあるし、自白強要はほぼ間違いない?
・笹本父が完全な悪人であるならそもそも息子のせいにしようとした?
■笹本隆(自殺してしまった息子)
・犯人になってしまった笹本清一の息子・隆は結局何故あれだけのビデオの数々を「撮っただけ」に留めたか?
・そもそも映した位置からあそこまではっきり音が響くか?
商店主を映したビデオ。隆は音を拾う何かを別の機材から採用した?
・隆が知人の女性・若菜に送ったメッセージに「この町の奴らに天罰下す」みたいな内容があった。
■洋食店のマスター
・洋食店のマスターがずっと怪しげな顔で怪しげなポジションに陣取ってたのは何のため?
・当時のバザーに持ち物の車があったことは分かった。
・奥さんっぽい人と宮川先生のツーショットを集めまくってた。
■洋食店の奥さん
・祐太郎のスマホ画像で宮川市議員を見た時の、洋食店の奥さんの「あら」がすごく胡散臭くて、その後、我に返ったように見えた?
・洋食店夫婦両方?で洗脳でもして婆さんを商店で粗相をするように仕組んだ?
婆さんが家に帰ったら、ぷつんっと電気が止まるようだったのが暗示的。
やけに婆さんの家での表情を隠すのは?
■商店主・和田(キレるおじさん)
・この人が嘘つきなのは確定。
でも祐太郎を殺す気は始めから無く、誰かに見せつけるような攻撃だった?
・他の誰かに「見られてる、余計な真似をしたら消される」ってサインでもあったから、やたら声を荒げたりする描写ばかりだった?
・「動機」というキーワードで壁ドン。
■宮川先生
・以前洋食店で土木会社の中山に選挙の裏工作で脅された経験が。
これが動機?殺しても疑われないように、他の殺したい希望者を密かに募って一緒に殺した?
・混入させてる人物を顔検索したらやはり宮川が第一候補。
・とりあえず市議長はまず怪しい。
ビデオでは他の人と話をして、それが去ってから忍ばせた粉末をかけている。
匂いを吸ったとの描写は動作が早過ぎて違和感。匂いを嗅いだと思われたのはフェイク?
圭司が直接尋ねたときも嘘っぺえ開き直り顔ではあった。
でも圭司がそれを見逃す?圭司としては一旦泳がせた可能性もある・・・?
■宮川の娘
・口裏を合わせているのはおそらく確定。
娘は圭司に利用価値が無くなって、もしくはもうどうでもよくなって(とんでもない誤解してるから呆れて)ビンタした?
さりげなくポールダンスみたいな動作を見せ付けてきている。
・窓も開いていないだろうし、あの部屋の話が外に聞こえるのは違和感。
ということは父の部屋を盗聴してる?
・そもそもあの暗い視界で車内の中を見て、洋食屋の母に見える?
私には別人に見えました。まあ洋食店の夫の写真とは一致しましたが。
・「動機」というキーワードを聴いてビンタ。
最後にやたら女子に水を飲ませたがるおばさんとその背後
・やけに確信的に「大丈夫」言う最後のおばさんも怪しい?
・この人も薬を入れた協力者を知っていて、「喋りやがったな」と思ったから振り向いた?
・娘の服に跡が残るくらい強く握り締めてる・・・。
・そもそも本当に完全にこの回にも出てこなかった外部の人間が犯行?
それぞれ動機があるのを自覚していたから口裏を合わせて笹本になすりつけた?
・そもそもあの5人が最後に集まってるのがおかしくない?
親族が犠牲者になっている3人はともかく、ドラッグと土木は表向き関係ないし。
特に娘は会場で会った友達?と別れてそっちのグループに入る?なにわろとんねん。
水を飲みたがらない娘のシーン
・視線に入ってるのは5人。
少なくとも女児に「飲んだら死んじゃうよ」「よそから来た」って話しかけて怪しまれなさそうと考えるなら、女性?
でも「あの人」とか言わなかったのは、施設での隆の友人の可能性も…?
水飲ませてくるおばさんだったら「よそから来た」は当てはまらないし…。
それなら隆の可能性も?
圭司の弁解
・「ドラッグ」って確信して言ってるけど、どっちかと言うと宮川市議長の例の青酸と同じ袋に見えない…?
しかし冒頭で青酸自体の入手は皆が可能だと言っているし、やっぱりドラッグの線が太い。
祐太郎の弁解
・一体何を持って「隆は自殺だってさ」って言った?
→ これはアパートの管理人も証言していたからおそらく本当だろうが、それにしては隆の死亡が色んな人に伝わってなさすぎでは?
・管理人が「4年くらい」と言ったのを、祐太郎は何故「4年?5年じゃなくて?」と聞き返した?
別に4年くらいなら5年で良いだろうと思いますが、ここは妙に違和感があった。
・「消すことも恐ろしい」は圭司の意見と住人の総意の逆を言った?
舞の弁解
・なんで「シガテラ毒」なんてわざわざ難しい例えを出した?
普通に「毒」じゃダメだったのか?
試しにシガテラ毒を調べてみましたが、他の毒と比べてもそこまで脅威ではなさそうな印象しかなかった。
「dele.LIFE」の弁解
・どこからか過去が知れ渡って → どこから?
あんまり分からないのでとうとう「dele.LIFE」の面々の発言まで疑いだしてしまいましたが、どうやら「過去のバザー会場」にもヒントが多く隠されていそうです・・・。
――過去のバザー会場の疑問点
・「被害者28名うち4人死亡」ということは狙った4人の死亡説が濃厚。
倒れたところをどさくさでそれぞれ致死量まで追加で飲ませた可能性が高い?
・あのジャグの地点から貰って飲んですぐ症状が現れるなら、そもそも被害者28名も出ない。
おそらくは遅効性の青酸だった?
それでいて味にも変化がなかった?
・詳しく調べられたら警察にもバレるから、矛先を笹本に移すことで詳しい調査を回避した?
・男児っぽい子供も飲んでいたのを確認でき、『子供だからさっちゃんは事故で死んだ』ってことではなさそう。
さっちゃんは偶然飲み過ぎてしまったか、過剰に飲まされた?奥さんか婆ちゃんに?
・冒頭に倒れた眼鏡男の側に不審な足?
ひざ下までしかない半ズボンの男のステップ?
カバディでもしていたような不自然な動き?
・最初に落ちたコップの中は半分くらいが残っていた模様。
少なくとも「いっぱい」でも「ほんの少し」ではない。
1杯ではまず死なないよう調整された可能性は高そう。
そして持病があった商店のお婆さんが一気飲みするとも思えず、室内に入ってから症状が起きた男児が生きていた。
死亡者は2杯目以上を飲んだから死んだ?
バザー会場の室内にはコップ持ち込みできた模様。
・老人を労わっていたのは眼鏡のかけた人物。
商店主ではないから青酸を追加で飲ませたわけではない?
・土木の中山は手ブラしているかのような面白い格好で死んでいた。
胸を掻きむしって死んだか、誰かに飲まされてるのを手で対抗してるうちに死んだか?
――真犯人は誰だと思ったか!?
以上の情報から私が特に疑っているのは、
・「被害者28名うち4人死亡」というのは狙った4人だけを殺しに行った結果。
そもそもジャグの中の青酸は1杯で致死量には至らない計算が混入側によりされていて、かつ飲んで即座に体調に異変が現れるものでもなかった。
おそらく飲んで効力が現れるには30秒以上はあったと予測できる。
でなければ予めバザーのスタッフに配っていたとしても、会場のあちこちで被害者が出る、ということにはならなかったのではないか。
毒への抵抗力が無さそうな子供や老人も、死亡者の他に飲んでいそうな人物が映像に残っていたがそれらは死亡したと報道されておらず、ターゲットが致死量に至らない青酸で倒れたところをどさくさでそれぞれ致死量まで追加で飲ませた。
ターゲットではない「水を貰ってすぐに飲み干してすぐに2杯目に行きそうな人物」については、「バザーの開始直後に1杯目を多くの人に行き渡らせるためにそんな余裕はなかった」ということで一応納得しました。
なので、真犯人(実行犯)は動機のある、
「宮川親子」
「商店主」
「洋食店の娘が死んで欲しかった誰か」の3~4人以上は私の中で確定しました。
「水をやたら薦めてくるおばさん」も怪しさいっぱいなんですが、一介のただの住人みんなが周知の殺人計画だった・・・。
というのはさすがに薄い線だと思います。
例え「皆で黙ってよう」と宮川から説明するにしてもリスクしかなさそうですし、死んでいない被害者24人の中にも住民がいくらか入っているでしょうし。
でなければさすがに足が付くでしょう。
このおばさんが洋食店の娘を殺したというのはあるかもしれませんが、現状では絞れません。
同様に、自殺してしまった隆も怪しさはかなりありますが確定とは言い切れません。
裏で宮川たちを主導していた可能性もありますが、死亡者のリスト的に『この町の奴らに天罰を』にはそぐわないと思うんですよね。
商店主と宮川の娘は共に「動機」のキーワードを耳にした途端、暴力が発生しました。
宮川の娘はともかく、商店主は言動が荒いものの『殺意まで込めていたか』については非常に疑問で、唆されて・脅されて仕方なく来るとこまで来てしまったのではないでしょうか。
宮川父はもう実行犯のリーダーで確定でいいんじゃないでしょうか。
顔認証も通るし、「粉末を匂う」もアリバイになってないと思えるし、動機もはっきりしている。
何より最後にわざわざ『あのメンバー』の中心になっているのが違和感しかありません。
洋食店の娘に関してはどうしても動機の情報が足りず、しかし上記の死因の分析から事故とも考えられないのが現状です。
やっぱり誰かは明確な殺意を持っていたと判断しますが、それは確定の3人の誰かかもしれないし、洋食店のボケた婆ちゃんかもしれないし、隆かも、若菜かも分かりません。
――まとめ
ということで、半ば消去法で判断したような犯人考察となってしまいましたね。
いかがでしたでしょうか?
「この話を2回見直せば鏡に映ったりとか証拠が出てきて何とかなるかな」なんて軽めな気持ちで7話を見返してみましたが、反射関係から分かる情報はむしろ全然無かったです。
それより、鏡とかガラスの反射を見ようとするとビデオ再生の進まないこと進まないこと・・・。
この2倍以上のメモ文章を書き出した気がしますが、私の脳みそは未だに「はっきりしきらない!」とオーバーヒート寸前です。
洋食店の娘さんに関しては「致死量を追加で飲ませたから~」とか言いましたが、実際の所ホントに偶然か?とか何回も思いました。
ぜひ他の方の「こいつは確定だ!」という考察も見てみたいので、ここまで読んでいただいた方で、そういうご意見がございましたらコメントをくださると私が喜びます(切実)。
ここまで長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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画像:(C)本多孝好・PAGE-TURNER / tv asahi
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