あらすじからネタバレまで丸わかり!
映画【クワイエット・プレイス】は、
ハロウィンが終わって寂しいとき
友達とホラーを見たいとき
息の詰まる視聴体験がしたいとき
にオススメの映画です!
この記事を読めば、映画【クワイエット・プレイス】が
- どんな話なのか?
- どんな想いが込められているのか?
- ラスト結末はどうなってしまうのか?
など大まかな流れを知る事ができますよ。
もくじ
映画【クワイエット・プレイス】予告動画
まずは予告動画をご覧ください
公開日・ジャンル
© 2018 Paramount Pictures.
公開日:
2018年4月6日 アメリカ
2018年9月28日 日本
ジャンル:ホラー
原作・脚本・著者・監督
監督
ジョン・クラシンスキー
脚本
ジョン・クラシンスキー
スコット・ベック
ブライアン・ウッズ
主演・声優・キャスト
- イヴリン・アボット:エミリー・ブラント
- リー・アボット:ジョン・クラシンスキー
- リーガン・アボット:ミリセント・シモンズ
- マーカス・アボット:ノア・ジュプ
ここからは、
- あらすじ
- 見どころ
- ネタバレ感想
- 緊張の瞬間
- 感動の瞬間
- ラスト結末
- この作品に込められた想いや意味
- 評価とその理由
これらを順番にお話ししていきます。
それでは、早速「あらすじ」から見ていきましょう!
あらすじ
© 2018 Paramount Pictures.
<荒廃した世界>
隕石が落ちてから3ヶ月後。
行方不明のポスターが無数に貼られています。
荒廃した街の中にあるスーパーマーケットには、こそこそと動くいくつかの人影がありました。
父のリー、母のイヴリン、長女のリーガン、長男のマーカス、次男のビューの5人の家族です。
家族は体調を崩したリーガンの薬や、物資を補給しています。
<手話で会話する家族>
ビューがスーパーで見つけたのは発射音のするロケットのおもちゃ。
姉のリーガンにこれに乗って宇宙へ逃げるんだと手話で伝えます。
リーガンは耳が聞こえないということもあり、一家は皆手話で話しているのです。
出発しようとした時、父リーはビューがロケットのおもちゃを持っている事に気付き、音が出るからダメだと禁止します。
悲しそうなビューを見て、リーガンは音が出ないよう電池を抜いてロケットをビューに渡すのですが、みんなが行った後でビューは電池も持ってきてしまうのでした。
<家族を襲う悲劇>
静かな森の中。
マーカスを抱えたリー、イヴリン、リーガン、ビューの順で歩いています。
ある橋の途中。
突然その音は鳴り出しました。
「ピューン、ピュン、ピューン」
慌てて振り返ると、音のなるロケットを高々と掲げるビューの姿がありました。
マーカスを地面に下ろし、急いでビューの元に駆けるリーでしたが、その一歩手前でビューは大きな鎌のような手を持った謎の生き物に奪われてしまいました。
その世界には盲目ですが、非常に音に敏感な怪物が隕石に乗ってやってきていたのでした。
見どころ
© 2018 Paramount Pictures.
音を立てたら、即死。
本作の見所はやはりそのシチュエーションでしょう。
音に反応し人間を襲う怪物から逃げる描写に、つい画面の外側にいる私たちもドキドキしてしまいます。
そのドキドキを画面の中と外だけでなく、一緒に観ている人たち同士でも共有できてしまうのが楽しみとも言えます。
会話がない状況の中で、緊張感を続けるには、演出のみならず出演者の演技力が試されます。しかも、出演者はほとんど4人。
父リー役のジョン・クラシンスキーはもともと実力派俳優で、今作では脚本と監督も務めています。
妻イヴリンには、ジョンの実際の妻であるエミリー・ブラントを起用しました。
彼女はゴールデングローブ賞で受賞歴もあり、『プラダを着た悪魔』や『オール・ユー・ニード・イズ・キル』など数多くの話題作にも出演しています。
出産のシーンなど、彼女の演技力が恐怖を倍増させていると言っても過言ではないでしょう。
姉のリーガンを演じるのはミリセント・シモンズ。
耳が聞こえないという設定ですが、彼女自身も耳が聞こえないため、手話での会話がとてもリアルです。
またリーガンは父との間に確執があり、どこか疎外感を感じているという様子を表情だけで見事に表現していました。
弟のマーカスを演じたのはノア・ジュプ。
わずか13歳でありながら、数多くの作品に出演している子役で、この役も監督であるジョンが、ジョージ・クルーニーが監督を務め、マット・デイモンが主演した『サバービコン 仮面を被った街』での演技を見て起用したそうです。
静かな世界での演出と出演者の演技のどちらも見所です。
ここからは映画【クワイエット・プレイス】のネタバレになります。
まだご覧になっていない方、ストーリーの内容、ラスト、結末を知りたくない方はご注意ください。
込められた想いを理解しつつ、作品を見るのも面白いぞ!
ネタバレ感想
© 2018 Paramount Pictures.
音を出したら、即死。
ポスターでのエミリー・ブラントの表情。
予告。
それらは、この作品がホラー映画であることを示していました。
もちろん、音に敏感な怪物に人間が襲われているという状況は恐ろしいし、音にこだわった演出にも恐怖を感じます。
しかし、ホラーな展開を怖がって楽しむだけではない良さが本作にはありました。
ホラー映画という仮面の下に、ものすごく暖かい家族の物語があったことにすごく感動します。
この先に詳述しますが、親とは何なのか、大切な人を守るとはどういうことなのかを教えてくれる作品です。
緊張の瞬間はここ!
© 2018 Paramount Pictures.
<イブリンの出産>
ビューが亡くなってから1年程が経った頃、イヴリンのお腹には新たな命が宿っており、出産間近でした。
リーは狩りを教えるためマーカスと山へ。
自分を置いて二人が行ったことに不満でビューの墓へと向かったリーガン。
イヴリンが破水したのはそんな時でした。
あらかじめ準備していたように、家族を集める緊急ライトをつけるため地下室へと向かいますが、その階段に釘が飛び出しており、踏んづけてしまったことでガラスを落とし大きな音が。
足の激痛と、お腹の痛みに苦しむイヴリンですが、ガラスの落下音を聞いた怪物たちは家の周りに集まってきているのでした。
何とかお風呂場へと向かい出産をしようとするイヴリン。
しかしすぐ近くに怪物の姿が。
必死で声を堪えます。
家の近くまで戻ってきたリーはマーカスに花火をあげるようお願いを。
怖がりなマーカスは嫌がります。
しかし、お母さんを守るためだと言われ、一人大きな音のする花火を打ち上げるのでした。
花火の音の方に向かう怪物たち。
イヴリンは今まで堪えていた叫び声を出しますが、花火の甲斐あって無事出産を終えるのでした。
リーはイヴリンと赤ちゃんを連れて地下室へ。
赤ちゃんに呼吸器をつけ、泣いても大丈夫なよう木箱に入れます。
何とか、無事出産を終えることが出来たのでした。
感動の瞬間はここ!
<子を守るとは>
花火を打ち上げたマーカスの元には危険が迫っています。
リーガンと合流し、サイロの上で父の助けを待ちます。
目覚めたイヴリンはリーに、子供たちは?と尋ねます。
イヴリンは自分の両手は空いていたのに、ビューを失ってしまったこと、親なのに子を守れなかったことを後悔していたのでした。
リーはイヴリンと子供たちを守ると約束し、外へと向かいます。
サイロのドアが外れ、中に落ちてしまったマーカス。
ドアが壊れる音で怪物が寄ってきました。
リーガンとの協力もあり何とか助かった二人、リーも助けにきて無事かと思われました。
しかし、怪物は二人を狙っていました。
マーカスとリーガンをトラックの中に逃げさせ、斧で応戦しようとするリー。
しかし、鎌のような手で飛ばされてしまいます。
トラックを襲い続ける怪物。
もう終わりかと思われました。
すると、後ろで立ち上がる父。
ビューの死は自分のせいだと責め、父は自分のことが嫌いだと思っているリーガンに対し、手話でお前を愛しているよと伝えます。
そして、リーは力一杯に叫び声をあげるのでした。
怪物はリーの方へと向かい、二人は助かります。
父の決死の叫びに心打たれました。
ラスト、結末は?
<父が遺した愛>
リーの死の一部始終をカメラ越しに見ていたイヴリン。
帰ってきた子供たちを抱きしめます。
3人は今まで入ってはいけないと言われていたリーの地下室へ。
そこには怪物の研究資料や、世界との通信設備、そしてリーガンの補聴器の試作品の数々が転がっていました。
リーは愛するリーガンのため、こんな世界でも耳が聞こえるようにするため必死で研究していたのでした。
そこにも怪物が近づいています。
しかし、怪物はどこか不快そうな顔をしているのでした。
怪物が不快がるものの正体は補聴器。
補聴器が発する音波が、耳の良すぎる怪物には弱点でした。
弱ったところをイヴリンが銃で撃ちます。
リーがリーガンのために必死で作っていたものが家族を守ったのです。
銃声を聞いた残りの2匹がこちらへ向かいますが、もう何も怖くありません。
補聴器を大事そうに強く握る娘。
そしてシーガンは銃をリロードするのでした。
この作品に込められた想いや意味とは?
<家族の大切さ>
この作品が伝えたいのは家族の大切さです。
映画の冒頭、この家族は家族を一人失います。
1年後に場面転換しますが、自分がおもちゃを与えてしまったことを悔いて、自己嫌悪、そして家族はみんな自分が嫌いだという念に駆られているリーガンなど、大きな影響を与えた出来事なのでした。
リーがマーカスを連れ山に向かう場面には、他の家族が登場します。
それは、老夫婦で、妻を亡くした夫が叫び声をあげわざと怪物に殺されるところでした。
家族がいるからこそ、この世界でも生きようと思える、生きていけるということの表れでしょう。
だから、この家族はみんなで生きていこうと頑張るのです。
<親とは>
「子供を守れない親なんて」
出産後のイヴリンはビューのことを思い出し、そう言います。
親は子供を守るために存在するのです。
水が溢れ浸水してしまった地下室で、木箱の中にいるままの赤ちゃん。
しかし同じ部屋には怪物の姿が。
イヴリンはすぐに、我が子を抱きしめるという選択をしました。
赤ちゃんを見殺しにして、子供を守れないなんて思いもう耐えられないのです。
水が流れ滝となっている部分の音を利用し、赤ちゃんとともに脱出に成功します。
別の形で子を守ったのがリーです。
リーは絶体絶命の子供達の命を救うため、自らの命を差し出しました。
怖がりだったマーカスが、父の覚悟を受け取り、すぐトラックを発進させたり、
リーガンのために作っていた補聴器が怪物を倒すために活用されたりしたことは、リーの家族への愛情から生まれたものだと感じます。
それでは、こちらの作品の評価に移りましょう。
映画【クワイエット・プレイス】は星いくつでしょうか・・・?
評価と理由
評価 ★★★★★5/5
評価は、星5つです!
その理由は、
ホラー映画でありながら、家族の愛を感じられる作品だからです。
ジョン・クラシンスキーとエミリー・ブラントの実際の夫婦が子育てを通じて感じてきたことをベースとしており、そこには本物の愛があります。
夫婦二人だからこそ演じられたシーンもあるそうで、夫婦の絆にリアルさを感じられました。
耳が聞こえない設定の長女も実際に耳の聞こえない女優さんを起用していることで説得力があります。
音に敏感な怪物に地球が襲われているという非現実な設定ですが、それ以外の部分が実にリアルに作られていることに感激しました。
全く飽きさせることなく、ハラハラドキドキさせてくれる作品なのに、最後はホロリと感動し涙してしまう。
そんな素敵な作品だと思いました。
これらの点から独断と偏見で星を5つ付けさせていただきました!
映画【クワイエット・プレイス】を観たくなりましたか?
© 2018 Paramount Pictures.
いかがでしたか?
今回は映画【クワイエット・プレイス】のあらすじ、ネタバレについてご紹介いたしました!
この映画に興味を持った方はぜひ実際にご覧になってくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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written by nemaru
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