『ライフ・アクアティック』をもっと詳しく!
「あらすじ・ネタバレ」はもう知っているけど、
映画の音楽をもう一度聴きたい
作中のアディダス・シューズが気になる
もっと映画の世界観に浸りたい!
そう思ってはいませんか?
本記事では、
- 『ライフ・アクアティック』の音楽
- 『ライフ・アクアティック』のアディダス・シューズ
- 『ライフ・アクアティック』の世界観
これらについてお話しさせていただきます!
きっとあなたが気になっていた答えも見つかると思いますよ^^
また、今回取り上げるトピックスをお読みになれば、ウェス・アンダーソン監督の世界に興味を持っていただけること間違いなし!
独特のテンポと色彩感覚で、じわじわと人気沸騰中のウェス・アンダーソン監督。
彼の力作『ライフ・アクアティック』。その魅力に迫りたいと思います!
それでは初めに、映画の音楽について見ていきましょう!
もくじ
『ライフ・アクアティック』の音楽
映画で聞こえてくるあの歌は何語?
潮風に乗って聴こえてきそうなボサノバ風の爽やかな音楽。
これはチーム・ズィスーのメンバーがポルトガル語で演奏するものです。
この、「メンバーのうちの一人が演奏をする」という着想は初めからあったようです。
さて、そんな演出の肝である、音楽を担当するメンバーについてご紹介します。
役名は「ペレ・ドス・サントス」。
それを演じるのは、ブラジル・リオデジャネイロ出身の「セウ・ジョルジ」です。
彼は学生の頃の演劇活動、そしてそこでの音楽監督との出会いを経て、30歳の頃にソロ活動を始めます。
そんな彼に転機が・・・!
本作『ライフ・アクアティック』での起用をきっかけに、アメリカでの知名度を上げ、さらに彼が担当したサウンドトラックがヒットします。
英語圏での知名度が上がった彼は、
- 2012年のロンドンオリンピックの閉会式
- 2016年のリオデジャネイロパラリンピックの開会式
これらの聖火点火後のセレモニーにて、ブラジルを代表する歌手としてパフォーマンスもしています。
さて彼の歌う音楽ですが、どこかで聴いたことがありませんか・・・?
作品中の音楽がほとんどデヴィッド・ボウイ
そう、70年代グラム・ロックを代表するデヴィッド・ボウイです。
彼は1972年「ジギー・スターダスト」のヒットをきっかけにグラム・ロックという新ジャンルでの活躍を始めました。
「ヒーロー」「レッツ・ダンス」「チャイナ・ガール」など数々の曲が世界中の人々から支持されました。
そして2016年に枚目のアルバム「ブラック・スター」をリリースした後、帰らぬ人となりました。
ところでウェス・アンダーソン監督は1969年生まれ。
デヴィッド・ボウイの最盛期70年代~80年代はまだ10歳~15歳ですので、直接の世代ではないようです。
しかし来日した際のインタビューによると、『ライフ・アクアティック』のテーマである「孤独感」「冒険」「喪失感」が、デヴィッド・ボウイの曲とうまくマッチしていたようです。
そんなわけで監督はデヴィッド・ボウイの曲を本作で使用しました。
脚本執筆の際は、エンディングで使われている「クイーン・ビッチ」をヘビロテしていたのだとか。
監督は他の作品でもザ・フーやビートルズなど60年代ロック音楽も使用していましたが、デヴィッド・ボウイの曲も聴くのだなあと少し驚きでした。さらにその曲をそのまま使うのではなく、ボサノバにアレンジするというが、ウェス・アンダーソン世界をより濃密なものにしていますね。
それでは続いて、作中の小道具について触れていきましょう。
実は、誰もが知っているあのスニーカー社が『ライフ・アクアティック』のためにデザインしたシューズが登場していました!
『ライフ・アクアティック』のアディダス・シューズ
それは、アディダスによる「ZISSOU」のロゴ入りのスニーカーです。
これは探検隊のスポンサーがアディダスという設定だそうです。
探検隊の存在がなんだかリアルですね(笑)
ちなみにこのスニーカーはプロダクトプレイスメントの問題で公式に販売することはないようです。
残念・・・。
『ライフ・アクアティック』の世界観
国際色豊かなキャスティング
- ポルトガル語の歌を歌うペレ
- 日系アメリカ人であるオガタ
- インド系のレイ
- カタログ語を話せる担当者
など、様々な国籍・言語が飛び交っています。
監督はこの作品を国際色豊かなものにしたかったようです。
特に、ブラジル人のペレは当初から設定はあったようですが、実際にセウ・ジョルジをキャスティングすることになったのはずっと後のことでした。
キャスト一人に対しても決して手を抜かない。このこだわりが独特の世界観を構築しているようです。
それでは次に、衣装についても触れていきましょう。
インパクトのある衣装作り
『ライフ・アクアティック』のトレードマークは、何と言ってもあの赤いニット帽じゃないでしょうか?
インタービューによると、スティーブのモデルであるフランスの探検家ジャック・クストーからヒントを得たそうです。
チーム・ズィスーは赤い帽子を被りますが、よく見ると一人一人微妙に形が違うことにお気づきでしたか??
スティーブはノーマルなニット帽、クラウスはボンボン付きのニット帽、そしてインド系のレイは赤いターバンを巻いています!
ちなみにこの赤いニット帽子、アメリカのウェス・アンダーソン公式サイトでは一つ$25.47(日本円だと約2800円)で販売していました。
海外ですと映画関連のショップに行けば購入できるようです。
『ライフ・アクアティック』もう一度観たくなりましたか?
いかがでしたか?
今回は映画『ライフ・アクアティック』の、
- 音楽
- デヴィッドボウイ
- アディダスのシューズ
- そして世界観
についてお伝えしました。
興味を持った方は是非実際にご覧になってください!
個性豊かなキャラクターたちに引き込まれること間違いなしです!
予告編はこちらになります♪
この作品のストーリーが知りたい方はこちらをご覧ください。
→映画『ライフ・アクアティック』あらすじ・ネタバレ・評価・キャスト
公開日
2004年12月25日 アメリカ合衆国
2005年5月7日 日本
ジャンル:コメディ
監督
ウェス・アンダーソン
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