『アダムス・ファミリー』をもっと詳しく!
「あらすじ・ネタバレ」はもう知っているけど、
映画のウェンズデーが気になる!
作中の曲をもう一度聴きたい!
アダムス家のハンドって誰がやっているの?
そう思ってはいませんか?
本記事は、
- 『アダムス・ファミリー』のウェンズデー役について
- 『アダムス・ファミリー』のオープニング曲
- 『アダムス・ファミリー』のハンドの役割・演じているのは誰?
これらをピックアップします。きっとあなたが知りたい答えが見つかりますよ。
その魅力に迫りたいと思います!
それでは初めに、『アダムス・ファミリー』のウェンズデーについて見ていきましょう!
もくじ
『アダムス・ファミリー』のウェンズデー
ウェンズデー役の子は誰?
ⓒParamount Pictures
彼女は「クリスティーナ・リッチ」というアメリカの女優です。
1980年アメリカのカリフォルニア州サンタモニカで生まれた彼女は、8歳の頃に小学校の劇に出演していたところをテレビ関係者に目撃されます。
彼女に才能を感じ、TVコマーシャルへの出演を決めます。
9歳の時には『恋する人魚達』に子役として出演、そして11歳で『アダムス・ファミリー』でウェンズデー役を務めます。
これをきっかけに彼女は人気が出始め、その後も映画に出演するようになりました。
クリスティーナ・リッチのその後
彼女は演技を学んだことはありませんでしたが、実力派女優として名を馳せ、1998年公開の『バッファロー’66』での演技は注目を集めました。
翌年ジョニーデップ主演の『スリーピーホロウ』に重要人物として登場するなど、彼女は子役ながらも着実にキャリアを積んでいきます。
(ちなみに『スリーピーホロウ』のクリスティーナはめちゃめちゃ可愛いです!)
ウェンズデーの名前の由来は?
ところでクリスティーナの役名「ウェンズデー」ですが、どうして「水曜日」という名前をつけているのでしょうか?
先に答えを申しますと、「不吉な感じ」があるからです。ではどのように不吉なのでしょうか?
マザーグースによると水曜日生まれの子供は悲しみに満ちている
マザーグースは英語の童謡です。起源のわからないまま歌い継がれているものが多く、詳細は不明です。あるマザーグースにこんな詩があります。
Monday’s child is fair of face,
Tuesday’s child is full of grace,
Wednesday’s child is full of woe,
Thursday’s child has far to go,
Friday’s child is loving and giving,
Saturday’s child works hard for a living,
And the child that is born on the Sabbath day
Is bonny and blithe, and good and gay.
月曜生まれは美しく
火曜生まれは品が良い
水曜生まれは悲しみに暮れ
木曜生まれは旅に出る
金曜生まれは慈愛に溢れ
土曜生まれは苦労する
それから日曜生まれの子供は
可愛く陽気で運が良い
(訳:執筆者)
訳の上手い下手はさておき(汗)、原詩をごらんください。
「fair of face」「bonny and blithe」「good and gay」など、単語の頭の子音が揃っています。
これは「頭韻(とういん)」という技法で、「脚韻(きゃくいん)」(言葉の終わりの韻を揃える)と対の関係にあるものです。日本語でも「押韻(おういん)」の技法は使われますが、頭韻の文化は主流ではありません。
英語圏では頭韻は主流で、「コカ・コーラ」「ミッキー・マウス」などの固有名詞にも使われています。頭韻は英語圏の人々からしてみると「親しみやすさ」を感じるようです。
話すが少し外れてしまいました・・・。
主軸に戻しましょう。どうして彼女は「ウェンズデー」なのか、それは「不吉な感じ」がするからですね。
そしてその不吉さはどこからやってくるのかと言いますと、マザーグースの「悲しみに満ちて」という詩でした。
しかしこれは星占いのような神秘性のあるものではなく、単なる言葉遊びなのではないか?と考えるのがおそらく妥当です。
先ほど述べたように、あくまでも頭韻を踏んでリズミカルにしているだけなので、深い意味はおそらくありません。
(しかし日曜日に関してはキリスト教との関係があるのでそうとも言い切れませんが・・・)
ですので、マザーグースのイメージがついているだけであって、特に深い意味はないのでは?というのが個人的な解釈です。
さて、不気味可愛いウェンズデーについてお話ししましたが、今度は『アダムス・ファミリー』のあの愉快な曲について触れていきます!
『アダムス・ファミリー』の曲
何かが始まりそうなオープニング
クリスマスがやってきた!
と思わせる聖歌隊によるクリスマスキャロルが流れると、アングルが上空に登っていき、アダムス・ファミリーが不気味な笑みを浮かべながら彼らを見下ろして・・・
そこから始まるあの愉快なオープニング、
皆さんはお好きですか?
私は大好きです!
あの歯切れ良い指パッチンがテンポ良くてたまりませんよね。
もう一度聴きたい、という方のために動画を用意いたしました。こちらもご覧になってください。
動画はこちら♪
オリジナル版『アダムス・ファミリー』では?
ところで今ご紹介している『アダムス・ファミリー』はリメイク版だったことをご存知ですか?
1977年にモノクロの『アダムス・ファミリー』が公開されています。役名も設定もほとんど変わりませんが、モノクロなだけあってより一層不気味です(笑)
オリジナル版のオープニングですが、なんと歌詞がついています!そして、キャストが不気味な笑みを浮かべて指パッチンもしています!
動画はこちら♪
比較してみると、オリジナル版の方が、少し調が低いですね。
しかしどちらも「何かが始まりそう」なワクワク感があります。
それでは曲についてご紹介したところで、最後に『アダムス・ファミリー』の隠れた名俳優をご紹介いたしましょう!
『アダムス・ファミリー』のハンド
ハンドの役割って?
『アダムス・ファミリー』の隠れた名俳優は、ハンドです!
普段はゴメズの付き人のように何かを仕舞ったり、持ってきたりなどの仕事をせっせと勤める働き者です。付き合いが長く、息もぴったりです。
おっちょこちょいな一面もあり、時々壁にぶつかってしまうこともありますが、そんな姿が可愛いです。
サブキャラのようでもありますが、ハンドは映画の様々な場面で重要な役割を果たしています。
それは、モーティシアが捕まった時、それをゴメズに報告に行く役割を果たしていました。
ハンドがいなかったら二人の愛は永遠に戻ることはなかったでしょう・・・。
ちなみに、英語では親しみを込めて「The Thing」と呼ばれています。
ハンドって誰が演じているの?
さてハンドは誰が演じているのかと言いますと、実は俳優ではないのです。先ほども触れた1977年のオリジナル版ではアダムス家の執事ラーチを演じる俳優が兼任していましたが、こちらの映画では・・・
「クリストファー・ハート」というマジシャンが演じております!
あの蜘蛛のような不気味さと歯切れの良さは、マジシャンだからこそできる動きなのかなあと妙に納得してしまいました。
彼はマジシャンの世界では実力も認められている有名なマジシャンでして、来日したこともあるようです。
ハンドの手の動きは非常に感情的で、喜怒哀楽がしっかり伝わってきます。
かなり作りこまれているのでしょうね!
『アダムス・ファミリー』もう一度観たくなりましたか?
いかがでしたか?
今回は映画『アダムス・ファミリー』のウェンズデー・オープニング曲・ハンドについてお伝えしました。
ウェンズデーについては女優クリスティーナの演技力や水曜日の不吉な感じの由来についても触れていきました。
興味を持った方は是非もう一度ご覧になってください!
忘れていた名シーン、大好きだったあのシーン、みんなで笑ったあのシーンを思い出すかもしれませんよ^^
予告編はこちらになります♪
また、こちらの作品の「見どころ」やキャストを知りたい方はこちらをご覧ください。
→映画『アダムス・ファミリー』あらすじ・ネタバレ・評価・キャスト!これを読めばさらに楽しめること間違いなし!
公開日
1991年11月22日 アメリカ合衆国
1992年4月25日 日本
ジャンル:コメディ
監督
バリー・ソネンフェルド
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