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映画【祈りの幕が下りる時】あらすじネタバレ感想!評価やラスト結末、込められた意味を解説

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びんちゃん
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映画便で~す♪
エブリマイト
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ハロー!@エブリマイトだ。

今日、紹介する作品は・・・
映画【祈りの幕が下りる時】だな。

ぜひ最後まで読み進めて、込められた熱い想いを感じとってくれ!

あらすじからネタバレまで丸わかり!

映画【祈りの幕が下りる時】は、

上質なミステリーを味わいたいとき

大切な家族といるとき

泣きたいとき

にオススメの映画です!

この記事を読めば、映画【祈りの幕が下りる時】が

  • どんな話なのか?
  • どんな想いが込められているのか?
  • ラスト結末はどうなってしまうのか?

など大まかな流れを知る事ができますよ。

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映画【祈りの幕が下りる時】予告動画

まずは予告動画をご覧ください

映画【祈りの幕が下りる時】公開日・ジャンル

映画【祈りの幕が下りる時】
ⓒ2018 映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会

公開日:2018年1月27日 日本
ジャンル:ミステリー

映画【祈りの幕が下りる時】原作・脚本・著者・監督

  • 監督:福澤克雄
  • 原作:東野圭吾『祈りの幕が下りる時』

映画【祈りの幕が下りる時】主演・声優・キャスト

  • 加賀恭一郎:阿部寛(あべひろし)
  • 松宮脩平:溝端淳平(みぞばたじゅんぺい)
  • 金森登紀子:田中麗奈(たなかれな)
  • 浅居博美:松嶋菜々子(まつしまななこ)
  • 浅居博美(20歳):飯豊まりえ(いいとよまりえ)
  • 浅居博美(14歳):桜田ひより(さくらだひより)
  • 浅居忠雄:小日向文世(こひなたふみよ)
  • 浅居厚子:キムラ緑子(きむらみどりこ)
  • 宮本康代:烏丸せつこ(からすま せつこ)
  • 押谷道子:中島ひろ子(なかじまひろこ)
  • 横山一俊:音尾琢真(おとおたくま)
  • 苗村誠三:及川光博(おいかわみつひろ)
  • 田島百合子:伊藤蘭(いとうらん)
  • 大林:春風亭昇太(しゅんぷうてい しょうた)
  • 石垣:上杉祥三(うえすぎしょうぞう)
  • 坂上:須田邦裕(すだくにひろ)
  • 加賀隆正:山﨑努(やまざきつとむ)

 

ここからは、

  • 映画【祈りの幕が下りる時】のあらすじ
  • 見どころ
  • ネタバレ感想
  • 緊張の瞬間
  • 感動の瞬間
  • ラスト結末
  • 映画【祈りの幕が下りる時】に込められた想いや意味
  • 映画【祈りの幕が下りる時】の評価とその理由

これらを順番にお話ししていきます。

エブリマイト
エブリマイト
途中、ネタバレがあるから注意してくれ!

それでは、早速「あらすじ」から見ていきましょう!

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映画【祈りの幕が下りる時】のあらすじ

映画【祈りの幕が下りる時】
ⓒ2018 映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会

<加賀の母親と仙台>
物語は、数十年前の仙台から始まります。

主人公・加賀恭一郎の母親である田島百合子は、加賀を置いて家庭を去った後、仙台のスナックで働いていました。

百合子は自分の過去について多くを語ることはありませんでしたが、綿部という男と出会い仲を深めていきます。

しかし、そんな百合子も一人部屋で心不全によって亡くなります。

スナックの経営者である宮本康代は、綿部から百合子の息子=加賀の連絡先を聞き、連絡してきたのです。

加賀は遺骨や遺品を受け取りに、一人仙台に向かうのでした。

これは10年以上も前のお話です。
時は現代へそして東京へと移ります。

<二つの殺人事件>
一人の女性の遺体がアパートから発見されます。
彼女の名前は押谷道子。滋賀県在住でした。

道子は中学校時代の知り合いである浅居博美が演出を務める舞台を観に東京に来ていました。

アパートの借主は越川睦夫という男でした。
彼は事件の後、姿を消しています。

加賀の従兄弟で、警視庁捜査一課の松宮は、このアパートの近くでホームレスが焼死した事件と結びつけ、このホームレスが越川道夫であると推理しますが、DNA鑑定で一致しませんでした。

松宮は日本橋署の加賀に相談に行きます。

加賀に相談に行くと思わぬ提案をされます。
DNAを照合するものを変えろ、というのです。

前回のDNA鑑定では、歯ブラシ、カミソリ、タオルのようなよくDNA検査で利用されるものを使用していたからです。

その結果、松宮が推理した通り、焼死したホームレスはアパートの借主越川でした。

越川はなぜ身元を偽装したのでしょうか?

映画【祈りの幕が下りる時】の見どころ

「悲劇なんかじゃない、これが私の人生」

人気シリーズ『新参者』の劇場版第2弾
加賀恭一郎の過去や、加賀が新参者になった理由も明かされシリーズの完結編にもなっています。

阿部寛が演じる加賀のキャラクターやゲスト出演者から、コミカルなシーンも多かったドラマとは違い、映画版は深く濃密なミステリーです。

今回のキーパーソン、浅居博美を演じるのは松嶋菜々子。
彼女はもちろん、博美の回想シーンを演じた飯豊まりえ、桜田ひよりもそれぞれ素晴らしく、彼女の人生を表現しきっています。

二つの殺人事件と博美そして加賀の過去。
複雑に絡み合う関係が事件を真相へと導きます。

何よりもこの真相が見どころといっていいでしょう。

なぜ、押谷道子は殺されたのでしょうか?
なぜ、押谷道子は越川睦夫の部屋で死んでいたのでしょうか?

そこに、浅居博美はどう関わっているのでしょうか?
加賀恭一郎や加賀の母親は事件にどう関わっているのでしょうか?

次から次へと深まって行く謎。
一筋縄ではいかない謎解きに夢中になっていると、次に感動がやってきます。

全ての真相が明らかになった時、あなたは何を思うでしょうか?

嘘は真実の影、彼らの嘘の影にどんな真実が隠れているのか。

 

真実を知れば涙すること間違いなしです。

 

ここからは映画【祈りの幕が下りる時】のネタバレになります。

まだご覧になっていない方、ストーリーの内容、ラスト、結末を知りたくない方はご注意ください。

エブリマイト
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ネタバレを知ることで作品を更に深く見ることもできる。

込められた想いを理解しつつ、作品を見るのも面白いぞ!

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映画【祈りの幕が下りる時】ネタバレ感想

映画【祈りの幕が下りる時】
ⓒ2018 映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会

<加賀と事件の関係>
前述の通り、この事件は加賀との関係があります。

初めに、加賀がそのことに気付いたのは、カレンダーと橋の名前でした。

松宮が越川の部屋を捜索している時に見つけたのはカレンダー。
そこには毎月、「日本橋」「江戸川橋」のように橋の名前が書かれていました。

松宮からその話を聞いた加賀は、母の遺品の中に同じカレンダーがあったことを思い出します。

優秀な刑事である加賀が、日本橋署で働いているのも、母親を知るため、このカレンダーの持ち主綿部のことを知りたかったからでした。

そしてまた、被害者の道子が会いに行った相手であるため容疑者の一人である博美とも加賀は知り合いでした。

博美は演出の参考にするため、加賀のいた剣道教室にやってきていたのでした。

今までは事件を推理するだけの立場であった加賀自身が、この事件に大きく関わっているというのが面白いですね。

また、加賀の母や父との関係についてもスポットライトが当てられており、事件の捜査と並行して描かれています。

加賀の母が自分を置いて出て行ってしまったこと、加賀の父は自分のせいで母が一人で死ぬことになってしまったのだから自分の死に際には会いにくるなと言ったこと。

事件の真相だけでなく、自分の家族の真相にも加賀は足を踏み入れざるを得なくなっていくのです。

緊張の瞬間はここ!

<越川とは誰なのか?>
事件の真相を知るにあたり、鍵を握るのが正体不明の男越川です。

彼は、ホームレスとして河原で焼死体として発見されましたが、ホームレスの家にあったものも自分の部屋において、焼死体と越川を一致させないようにしたほど、自分の身元を隠したがっている男であり、越川も偽名であることがわかっています。

前述のカレンダーから、筆跡鑑定の結果、越川は加賀の母の恋人綿部と同一人物であることが発覚します。

しかし、これもまた偽名です。

仙台に定期的にくること、そして加賀の母の遺品の時刻表で女川に行っていたことから、原発作業員ではないかと推測。

しかし、原発作業員の中に越川の名も綿部の名もありませんでした。

次に加賀が目をつけたのは、博美と道子の共通の知り合いである苗村先生。
彼は離婚しある時期から姿を消しているのです。

その苗村が越川であり、綿部ではないかと睨みますが、これも違いました。

原発作業員を調べるうちに、横山一俊という男を発見。
越川の名前俊一という名前も近く、ワタベという会社から仕事を請け負っていた横山が同一人物であることがわかります。

そして、横山という男は、滋賀で自殺したはずの博美の父忠雄であるという結論に加賀は辿り着くのでした。

この一連の4人の同一人物を巡る展開には非常に緊張感があり、どんな真相なんだろうとハラハラしました。

感動の瞬間はここ!

<博美の過去>
博美の母は博美がまだ小さい頃、散々借金した挙句、男と共に出ていってしまいました。

それから、博美は父忠雄と共に借金取りに追われる生活です。

そして借金取りが博美にも手を出そうとした日の晩。
忠雄は博美を連れて夜逃げすることにしました。

滋賀から石川県まで行った岬の近く、到底忠雄では払うことができそうにない旅館に泊まります。

その日の夜、食事に出かけると横山という原発作業員に出会います。
横山は博美を誘惑。お金を払うから自分の車に来いというのです。

博美はお金のため車に向かいますが、衝動的に横山を割り箸で刺し殺してしまいます。

自殺するつもりだった忠雄は、トンネルの中で旅館にいるはずの博美を発見。
博美から事件の経緯を聞きます。

そして、忠雄は決めるのです。

自分は自殺したことにし、横山になりすまして原発作業に行くと。
自分は死んだ人間になると。
博美とはもう会わないと。

二人がなんとか生きて行くための唯一の選択肢だったとしても、二人が涙を流しながら別れるシーンに感動しました。

ラスト、結末は?

<真相まとめ>

一言でまとめると、

博美と忠雄は夜逃げした先で、誤って殺人を犯し、忠雄は自分が死んだことにして被害者になりすまして生きることに。

忠雄は逃げた先で加賀の母と恋人関係にあった。

しかし、生きていることが道子にバレそうになったから殺してしまった。

疲れたという越川こと忠雄を、博美は自分の手で殺してあげた。

と言う流れです。

ざっくり話すとあっけないですね。詳しくは上下で書いているつもりです。

<真相解明後>
浅居親子を巡る一連の真相が明らかになり、博美は逮捕されます。

博美から加賀が渡されたのは、忠雄から博美が聞いた母百合子の過去でした。

百合子が自分を置いて出て行ったのは、加賀のせいではなく、精神を患い、衝動的に加賀のことを殺しそうになってしまったことがあったからでした。

このまま家庭にいては、いつか自分は…と感じた百合子は家を出たのです。

百合子の遺品のカレンダーにあるメモから、日本橋署で働いていた加賀。
真相がわかったことで、予てから声がかかっていた捜査一課へ異動することを決めました。

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映画【祈りの幕が下りる時】に込められた想いや意味とは?

<親子の愛―存在を消すー>
この事件の真相は実に親子の愛に溢れたものでした。

親子が生きて行くためにした選択だったのです。

加賀がこの事件の真相に気付いたのは、皮肉にも仲の良くなかった父の言葉でした。

「親は子供のためなら、自分の存在だって消せるんだ」

博美の犯してしまった罪を隠すところから、二人の罪は始まりました。
この事件によって、浅居忠雄という人間は存在を消しました。

たとえ、最愛の娘と離れ離れになったとしても、博美が平和に生きて行くためなら耐えることが出来ました。

<親子の愛―殺人―>
二人は文通をしたり、たまに会ったりするなど、身を隠しながらも交流を続けていました。

宮城の原発で働き綿部として加賀の母に会う傍、東京に戻ってきては博美と会っていたのです。

博美は、施設にいた時から、担任の苗村先生と恋愛関係にありました。
博美が夢を追うのを応援してくれた存在でありましたが、苗村は忠雄が生きていることを知ってしまいます。

忠雄は自分の生存がバレては困ると苗村を殺したのです。

道子を忠雄が殺害したのも同じ理由からでした。

二人で生きて行くためには殺人すら必要だったのです。

苗村の事件の後、二人で会うために使っていたのが橋であり、カレンダーに書いてある橋とは二人がその月どこの橋で会うかを記したものでした。

そして、もう一つの殺人も、親子愛ゆえでした。
越川こと忠雄を殺したのは、博美でした。

道子を殺した忠雄は言うのです。
「もう疲れた」と。

自殺しようとしていた忠雄を、博美が首をしめて殺害します。

それは、自分の手がけた舞台『異聞・曾根崎心中』に由来します。
どうせ死ぬなら、愛する人の手で殺してほしい。

この殺人も親子愛ゆえのものでした。

<親子の愛―真相の発覚―>
この事件の真相が発覚したのも、博美の忠雄を思う気持ちに起因します。

加賀が博美に目をつけたのは、博美が自分のいた道場に来ており、その時の写真をとっていたからでした。

なぜわざわざ、さほど有名でもない自分を選んで博美はやって来たのか、加賀は気になっていたのです。

博美が加賀に会いたかった理由。
それは、忠雄が自分と離れた後愛した女性の息子だったからです。

一目見てみたいと思うのは必然ではないでしょうか。

事件が起きたのも、親子愛ゆえであり、事件の真相が発覚したのも親子愛ゆえであるということに切なさを覚えますね。

 

それでは、こちらの作品の評価に移りましょう。

映画【祈りの幕が下りる時】は星いくつでしょうか・・・?

映画【祈りの幕が下りる時】の評価と理由

評価 ★★★★★5/5

評価は、星5つです!

その理由は、

なぜ?と謎解きに夢中になるミステリーでありながら、親子の愛情をテーマに扱っている点が素晴らしいからです。

いかに観客をハッとさせられる犯人か。ではなく、どうしてこの事件は起こってしまったのかにスポットが当てられ、人々を感動に引き込む物語になっていました。

徐々に真相が明らかになり、博美の過去がわかって行くにつれ、涙が止まらなくなります。

浅居親子が犯した罪は許されるものではありませんが、悲しすぎる真相に胸が苦しくなるのです。

「悲劇なんかじゃない。これが私の人生。」

博美がこういうように、自分が演出する舞台を上演し、それを忠雄にも見せることが出来た博美の人生を、存在を消しながらも夢を叶える娘を見届けることが出来た忠雄の人生を、悲劇の二文字でまとめることは出来ないでしょう。

この真相のシーンに重点を置くために前半のシーンがコンパクトにまとめられていることで長くなりすぎずバランスも取れていました。

 

これらの点から独断と偏見で星を5つ付けさせていただきました!

映画【祈りの幕が下りる時】を観たくなりましたか?

いかがでしたか?

今回は映画【祈りの幕が下りる時】のあらすじ、ネタバレについてご紹介いたしました!

この映画に興味を持った方はぜひ実際にご覧になってくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

written by nemaru

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